単純な速さの半分はここが関係している。つまり速さの八割、九割がモーターと電池の組み合わせだけで決定すると考えておいて間違いない。その他の部品はその駆動力を効果的に伝えるためだけに存在している。
公式で使える購入可能な電池はタミヤ製の2種類だけ。
ミニ四駆を始めたらとりあえず家にある電池や、eneloopみたいなものを使うだろうが、本当に強くなりたいならさっさとタミヤ製のものを使うこと。
グレードアップパーツシリーズ No.420 GP.420 ニッケル水素電池 ネオチャンプ (2本)
バッテリー & 充電器シリーズ No.113 パワーチャンプ GT 55113
別段タミヤ製の電池が優れているからというわけではなく、大会で使える電池がそれしかないなら、他の電池での走りのデータはまったくの無意味ということだからだ。
そうはいっても、買ったほうがいい電池は充電池(ネオチャンプ)だけだ。アルカリ電池を買う必要はない。
アルカリは少しずつ電圧が下がるという電池の特性上、ミニ四駆には向いていない。充電池とアルカリ電池で全く同じセッティングのミニ四駆を走らせたら、最初は快調に飛ばしていたアルカリの方がすぐに充電池のミニ四駆に追い抜かれるだろう。
アルカリは使い捨てなので、まともなデータをとろうと考えたら、結果的に充電池よりも高くつく。
初めての大会であまり高速なセッティングだと吹っ飛ぶかもしれないという恐れがある時、セッティングを変えずに速度を落とすために少し垂らした(電池を減らした)アルカリを使うというようなやり方はいいかもしれないが、それ以外では速度的に不利にしかならない。
充電池に関しては、電池を育てるという表現がされることがあるが、とりあえず最初は温まった満充電、冷めた満充電、冷めて垂れた時、温かくて垂れた時にどうなるか、それを各モーターに関してデータ取るだけで良い。実際電池がコンディションによってどういう挙動を見せるかがわかってないと、育ったかどうかなんてわからない。同じようなコンディションでも、電圧の誤差や偶然が大きいので当てにならない。駆動音を聞き、実際に走らせる経験のほうが見よう見まねで電池を育てるよりも重要だ。
まず育つのは電池じゃなくて自分だと考えよう。
充電池を過充電すれば速くなるが、やり過ぎて公式大会の会場で爆発事故を起こしたバカがいて、そのせいで充電器の会場持ち込みが禁止になった。危険なので過充電は絶対にやらないこと。
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