2015年8月1日土曜日

モーター

片軸限定だが以下モーター表

上記の数値はタミヤ公式のものだが、実際に走ってみた速度感覚は大きく違う。モーターには当たり外れというものが存在しているが、特性を活かすギヤ比やパーツセッティングじゃないとモーターの力を発揮することができないというのもあるだろう。

また、モーターは電力の伝わり方が内部のグリスやブラシの摩耗によって変わるため、ブレークインという慣らしをしないと速くならなかったり、ブレークインのやり方によっては遅くなったりしてしまう。

しかも数種類のブラシのタイプがあるので、モータ毎にブレークイン方法を変えないとモーターが駄目になってしまうことがある。(カーボンブラシに有効なブレークインを銅ブラシにやると一瞬で寿命が尽きたりとか)

ところで現在、ミニ四駆のモーターには片軸と両軸がある。S2は片軸モーターだ。両軸はMSとMAシャーシの2種類しかない。ミニ四駆は元々片軸モーターで走るものだったが、真ん中に両軸モーターを搭載することでプロペラシャフトを無くしても四駆になる方式がMSから始まった。

考えてみれば当たり前なのだが、ミニ四駆のスピードの半分以上をモーターが決めている。残りは電池だ。その二つの性能以上にミニ四駆が速くなることは絶対ない。その他のパーツは摩擦や抵抗などでスピードを落とすだけだ。

なぜならモーターと電池以外にミニ四駆の動力になるものは無いからだ。最終的にモーターの駆動力をどれだけコースに伝えられるかが速さとなる。いくら高価なパーツだろうと、高速化したモーターでも吹っ飛ばないように押さえつけるためのものだったり、駆動力を殺さないようにスムーズに動くものでしかない。

コースが自宅や近所にあっていつでもミニ四駆を走らせられるならモーター毎にどんな動きをするか確認も容易だろうが、そうじゃない場合、モーターからの駆動がどのようにタイヤに伝わっているかは、駆動音を聞いて判断する。

片軸のプロペラシャフトは上下に動いてモーターと干渉することで金属音がすることがある。これを消すのは容易ではない。人によっては音のするシャーシは選別してつかわなかったり、お湯につけたり、中の支えを切断したりするようだ。お湯が効果的かどうかはやったことがないのでわからないが、両軸なら丁寧に組み立てさえすればプロペラシャフトからの雑音はないので、驚くほど静音、つまり駆動力が余すところなく伝わっていたりするようだ。

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