2015年7月31日金曜日

ミニ四駆を楽しむ心構え

ミニ四駆における心構えを一言でいうなら「勝てなくても経験をつもう」ということだ。

勝ちたいのはよくわかる。誰だってそうだ。しかしミニ四駆のレースは運と実力の二つを持つものだけが勝者になれる世界だ。

たとえば全く同じ構成、同じレーンで走っても完走できることもあれば、コースアウトすることもある。かなり運の要素が強い。

しかし完全に運だけかというとそんなわけはなく、コースアウト率は実力で低くすることができる。

公式大会では三千人近くの人が競って一人しか勝者になれない。これまで他のジャンルでもいいが、本気で挑む数千人相手に競って勝ったことがあるだろうか?普通はそんな世界で勝者になるなんて想像もできないし、まず勝てないと思った方が良い。いきなり勝てたらただの幸運だ。

だから初めて参加で負けて当たり前。何も恥じゃないし、一回戦で勝っても戦った人達より確実に優れているというわけでもない。とても嬉しいだろうが、運の強さの証明でしかない。

何度もチャンピオンになれたものだけが安定した運と実力の二つを証明できるが、それ以外は大差ない。

挑戦すること、経験を積むことに意義がある。過程を楽しむことが最優先だ。そこにこそ価値がある。

勝つことだけに価値を置くならヤフオクで「優勝マシンと同じセッティングのマシン」とかいうのを買えばいい。想像してみるといい。そんなマシンで勝ったからといって本当に嬉しいだろうか?それはお金を払って一番大切な経験を捨てているだけだ。

勝つ人間は絶対的に経験値が違う。レースで有効なありとあらゆる事を試し、ネットなんかには載ってない自分なりの方法を確立している。

たとえ勝てないとしても「どうせ勝てないから」と諦めて適当にやるより「絶対に勝てる」と自分を信じて精一杯やれるだけのことをやって負けたほうが良い。

ソーシャルゲームとかとは違って、お金をかけたから速くなるわけでもない。レース、改造、仲間との出会い、移動、情報、考え方、姿勢……など、とにかく人よりも多くの経験を積むことだけが勝ちを呼ぶ。

また、守りに入って負けるより、挑戦して負ける方が良いと思う。もし迷ったらより挑戦的な方を選ぶこと。

しかし、それが果たして挑戦なのか、ただの無謀な行為なのか、見極めは重要だ。

時にはあえて遅いモーターを使う方が挑戦といえることもある。

この見極めを単なる速さばかり追い求める人は間違えやすい。

ミニ四駆の速さはモーターパワーによるスピードだけではない。そんな単純な話ならスピードチェッカーでスピードが出れば良いことになる。ミニ四駆のレースでのスピードとは安定性やコースレイアウトに合わせた的確なバランスによって手に入るものだ。

挑戦とはつまりコースレイアウトを読み、それに有効だろうセッティングをぶつけてみることだ。単なるスピードアップではない。

サイト概要・案内

当サイトのコンテンツはスーパーII(以下S2)シャーシマシンの改造メモが中心になる。

ここの情報はミニ四駆を始めて数週間~数ヶ月の初心者の人が対象。

ミニ四駆の速さはモーターと電池で比較的簡単に手に入るが、それをスピードを維持したまま安定させるのは極めて困難。

速いのに安定しているマシンをここでは「強いマシン」と呼ぶことにする。その強いマシンをどうやって作るか実験を繰り返していく。基本的に独断と偏見による情報なので間違っていることのほうが多いと思う。

モットーは誰にでも手に入るパーツで作れる速くて安定した強いマシン。

つまりカーボンや限定商品がないと成立しないような構成は避けるということ。

カーボンが誰でも手に入るようになれば使うべきだとは思うが、現在は簡単には手に入らないし、アマゾン、ヤフオクで高騰ということを考えると、いきなり思い切って手を出したりすべきではないと思う。

九月に通常パーツとして再販が決まったようなので、発売以降は使いやすくなるが、それまではカーボン無しで成立する方法を模索したい。(どの道、ちびっ子にはカーボンなんて高価で買いづらいだろうし)

再現性が大事だと思っているので、労力が甚大なギヤなど、消耗品の加工とかには手を出さない。

あと、運頼みで勝とうと思わない。努力で何とかする方法を見つけたい。